2011年5月の記事

20110516.jpg先日、4つのギャラリーを巡ってきました。今月はなぜだか迫力のある展示が多いのです...。

特に感銘を受けたのは、クリエイションギャラリーG8で開催されている伝説のイラストレーター河村要助の真実でした。
とにかく膨大な枚数であるとともに、一人の作家がこれだけ幅広い表現ができるんだなあ、と驚く程、沢山の表現手法があり、見応え十分でした。

イラストレーションとして数多くの作品を世に送り出した作家の展示は、エンターテイメント要素が強く、とても見ていて楽しいものがあります。
ファインアート系の展覧会だと、結構疲れてしまうことが多くて...。逆に、イラストレーションの展示からは元気をもらう事が多く、やっぱり自分はイラストレーションが好きなのだなあ思うのです。

例外として、ポップアートは純粋に楽しいと思えるのですが、この河村要助さんもポップアートの影響を受けていることを感じさせる絵も多く、そういう方向性も非常に共感できました。

河村さんがイラストレーターとしてキャリアを築き始めた70年代は高度経済成長期ですから、世の中は明るさと希望に満ちていた時代だったと思います。
そういった時代背景の中、底抜けに明るく、見る者を楽しい気分にさせるイラストレーションを沢山生み出していったのは、それが「時代感」だったのかもしれません。

今の時代感を反映したら、少し悲しく、ダークでつかみ所のない絵になるのかもしれません。疲れた心を癒す、静かな優しい絵が求められるのかもしれません。
人との関係に疲れきり、人物の出てこない大自然の絵のほうがよいと思う人も多いかもしれません。

でも、暗く辛い出来事が続き、元気を失っている今こそ、河村さんのような、底抜けに明るく、どんなことも笑い飛ばす様なイラストレーションが、活き活きとした人物を描くイラストレーターが必要なのではないでしょうか。
だから、私は明るくて楽しい絵を、人の営みを描いていきたいなあと思うわけです。

河村さんのように、思い描いた世界を力強く表現できるように精進しなければいけませんねえ。

久しぶりの投稿です。
2年ぶりに、WEBサイトをリニューアルしました。
併せて、このブログのデザインも変更しています。
アナログ画の作品も追加しましたので、本サイトも是非ご覧下さい。

当面のテーマとして、アメリカの50年代のPin-Up Girlのような明るいセクシーにアールデコのエッセンスを加えたものを目指しておりますので、そんなイメージでサイトを一新しました。

そういうわけで、どうぞヨロシクです。