
昨年末ごろから、MXテレビで放送している中国ドラマの三國志を観ています。
通俗歴史小説の「三國志演義」をかなり忠実に再現したドラマなのですが、とくに三國志に興味あるわけではなかったのに、たくさんの登場人物の織りなす人間模様にすっかりハマってしまいました。
そうするとやはり昨年話題だった、同じく三國志演義を原作にした映画の「レッドクリフ」に興味が向かう訳です。
ところが、三國志マニアの相方が、「三國志が映画で面白かった試しがない!」と言い放ったので、映画館で観るのは見合わせていました。
そうこうしているうちに、日曜ロードショーで放映するというではありませんか。当然チェックしなければということで、観ましたよ。
...なるほど、相方の言ってた意味がわかったような。
イヤ、映画自体全然悪くないと思います。さすが世界のジョンウー、ハリウッドで大作を産み出してきただけのことはあるなぁというかんじです。
三國志マニアからすれば突っ込みどころ満載でしょうが、あえて原作とは解釈を変えて、エンターテイメント性を高めているのでしょう。きっとジョンウー監督映画の世界観が好きなら、満足できる内容なのではないでしょうか。
でも、ワタシはやっぱりドラマ版(=原作の三國志演義)のほうが好きだなぁ。
一言でいえば、レッドクリフはストーリーもキャスティングも美しすぎるのです。
三國志は、それぞれの武将の思惑や陰謀が混ざり合う無骨なストーリーと、戦いに負けた哀しみを乗り越えたり、たとえ勝っても奢れるものも久しからず...のような漢(おとこ)の哀愁漂う、深い人物描写が面白いと思うのです。
なにより、ドラマ版の孔明、劉備、関羽、張飛...主要キャストのキャスティングがリアルで最高すぎます。
これはきっと好みなのでしょう。
まぁ、今月10日から公開している「レッドクリフII」は、十万本の矢が飛んでくるシーンや戦艦が炎上するシーンの迫力を差し引いても、DVDで十分かな(^o^;
ドラマは全84話でしたが、小説では全8巻
らしいので、そのうちに読んだら感想かきます。ちなみに、ゲーム版三國志
が一番面白いとの説もあるようで。
三国志 DVD-BOX 国際スタンダード版